立教スキー部60年ぶりの快挙。
クロスカントリー男子個人でインカレ銅メダルに輝く
スキー部 法学部国際ビジネス法学科2年次 西澤 来波さん
2024/01/30
アスリート&スポーツ
OVERVIEW
第96回全日本学生スキー選手権大会(インカレ)クロスカントリー男子2部15kmクラシカルで、銅メダルに輝いた西澤来波さん。体育会スキー部として60年ぶりのメダル獲得を成し遂げた。
「本番1カ月前の合宿時から心臓の鼓動が速くなり、息が上がるほど緊張していました。1年次でインカレ初出場だったことや周囲からの期待がそうさせたのかもしれません」と振り返る。プレッシャーをはねのけるべく、トレーニングはもちろん、道具の手入れや当日に向けたレース戦略、ルーティンの実践を徹底し、大会に臨んだ。
「本番は程よい緊張感で、いざ競技が始まると周囲の選手との駆け引きに心が躍り、多くの声援に力をもらいました。銅メダルを取れた安堵 感とうれしさはありましたが、最高の結果とは言い切れません。しかし、レース後に仲間や卒業生の方が『おめでとう!よくやった!』とねぎらいの言葉を掛けてくださったおかげで、自分の頑張りを認め、素直に喜べる気持ちになりました」
「本番は程よい緊張感で、いざ競技が始まると周囲の選手との駆け引きに心が躍り、多くの声援に力をもらいました。銅メダルを取れた
2023年2月のインカレで、上り坂を力強く進む西澤さん(写真提供:体育会スキー部)
インカレの表彰式で銅メダルを手に笑顔を見せる(写真提供:体育会スキー部)
長野県出身の西澤さんは、小学2年生から高校卒業まで、スキー中心の生活を送る。「相手との心理戦や追い抜いた時の爽快感が楽しくて、クロスカントリーにのめり込みました」と語る。高校時代には長野県大会で優勝する実力を備えていた西澤さんが「文武両道を目指して」進学先に選んだのが、立教大学法学部国際ビジネス法学科だった。
「法学基礎演習」でのプレゼン風景。企業が実際に提示した課題に対し、グループごとに新たなビジネスモデルを提案
「大学生活ではスキーだけでなく、勉学も頑張りたいと考えています。現在は、実社会で生かせる法律知識や法的思考力の習得に加え、資格取得にも励みながら日々学びを深めています」
文武両道を実践する西澤さんは、競技面では新たなやりがいを見いだしている。
「スキー部には大学から始めた学生もいるので、技術指導や練習メニューづくりに力を入れています。自分が長い時間をかけて培ってきたスキルや感覚を言語化し、皆の成長に少しでも還元できるように努力していきたいです」
文武両道を実践する西澤さんは、競技面では新たなやりがいを見いだしている。
「スキー部には大学から始めた学生もいるので、技術指導や練習メニューづくりに力を入れています。自分が長い時間をかけて培ってきたスキルや感覚を言語化し、皆の成長に少しでも還元できるように努力していきたいです」
※本記事は季刊「立教」266号(2023年11月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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