ARTS & CULTURE 2019年冬
立教関係者の作品や文化?芸術活動
2019/02/12
トピックス
OVERVIEW
立教関係者(在学生、卒業生、教職員)の作品や文化?芸術活動等を紹介します。
? others ?2019年 劇団☆新感線39興行?春公演いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』
笑いあり、音楽あり、殺陣やアクションあり、そして深いドラマ性もありと幅広いジャンルをこなす同劇団の作品には3つのシリーズがあり、本作は、そのうちの神話や史実をモチーフとした時代活劇「いのうえ歌舞伎」シリーズで、2014年の『蒼の乱』以来となる中島かずきさん(1982年文学部卒業)による完全新作です。その気になる内容は、モチーフが“奥州三代”と“義経黄金伝説”という、中島さんにとっては初の鎌倉時代を舞台とした物語です。
主人公を演じるのは、生田斗真さん。新感線の舞台に4回出演している生田さんですが、いのうえ歌舞伎新作の主演はこれが初。中島さんは「生田斗真くんで“偽義経”というところがミソで、考えついた時には『これだ、イケる!』と思いました。ここまで書いて怒られないか?と思いつつも(笑)、僕なりに斗真くんの良さを生かして書いたつもりです」と語っています。
あらすじ
日の本の国が、源氏と平氏の勢力で二分されていた時代。源頼朝が鎌倉を拠点に力を蓄えていた一方で “みちのく” と呼ばれる奥州は奥華一族の下、独立自治を貫いていた。頼朝の義弟?遮那王牛若はその奥華一族にかくまわれていたが、騒動の末誤って殺されてしまった。事態に困惑した当主らは、一族の一人を牛若の身代わりに立てようとし、彼は、源九郎義経を名乗ることとなる。その後、彼は偽りの身分を盾にしつつ、常にポジティブシンキングと機転とで数々の苦難を軽々と乗り越えていく。その目に映るのは日の本の天下の光か、はたまた冥界に広がる闇か……?
(右)中島かずき氏
演出 いのうえひでのり
出演
生田斗真 りょう 中山優馬 藤原さくら 粟根まこと 山内圭哉
早乙女友貴 橋本じゅん(大阪?金沢?松本)?三宅弘城(東京?福岡)
橋本さとし?ほか
日程
大阪公演 3月8日(金)~ 21日(木)
フェスティバルホール(大阪府大阪市北区中之島2-3-18)
金沢公演 4月2日(火)~ 7日(日)
金沢歌劇座(石川県金沢市下本多町6丁目-27)
松本公演 4月18日(木)~21日(日)
まつもと市民芸術館(長野県松本市深志3-10-1)
中島かずき(なかしまかずき)
※各公演に関する問い合わせはWebサイト参照。チケット発売中。
※東京公演は2020年2月予定(TBS赤坂ACTシアター)、福岡公演は2020年4月予定(博多座)。
? music ?『銀河鉄道の夜?特別版』
宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』は、杉井ギサブロー監督の映像に対して細野さんが創った生と死のはざまに揺れるような宇宙的なサウンドが多くの人々の心に響いた作品です。本作のDisc-1には1985年リリースされたオリジナル音源(リマスタリング)に加え4曲のボーナストラックを収録。Disc-2には当時未発表で細野さん所有の貴重な未発表音源より15曲を収録しています。
『銀河鉄道の夜?特別版』細野晴臣
価格 4,000円(税別)
発売 テイチクエンタテインメント
発売日 発売中(2018年12月12日発売)
品番 TECI-1601
※CD2枚組。
初回限定版のみ、ますむらひろしの3方背スリーブケース仕様。
CHECK
ニューアルバム『HOCHONO HOUSE』3月6日リリース予定。
詳細は細野さんの公式Webサイトをご覧ください。
? book ?『芸能の不思議な力』『風と行く者─守り人外伝』
(左)『芸能の不思議な力』 (右)『風と行く者─守り人外伝』
悲しみもだえる者が星と輝く。虚と実の間に深い一番歓びが花開く——。芸能を、人間の最も素晴らしい表現ととらえる作家?作詞家のなかにし礼さんが、その神髄を語り尽くします。「わが畏敬せる美空ひばり」「石原裕次郎追想」といった昭和を代表する大スターひばりと裕次郎への追想文を含む、入魂のエッセイ集です。
著者 なかにし礼(1965年文学部卒業)
出版社 毎日新聞出版
発行 2018年10月
価格 1,700円(税別) ※
(右)『風と行く者─守り人外伝』
『天と地の守り人』三部作完結から11年。『流れ行く者』から10年、『炎路を行く者』から6年、NHKドラマ化を経て生まれた「守り人」シリーズ外伝は、シリーズ最大の大長編。かつて共に旅をしたサダン?タラム〈風の楽人〉たちと再会し、旅することになったバルサの、いまと20年前が交錯します。本文に5葉のイラストレーションを掲載。
著者 上橋菜穂子(2007年文学博士取得)
絵 佐竹美保
出版社 偕成社
発行 2018年12月
価格 1,800円(税別)
軽装版 (1,000円(税別))も発売中 ※
? others ?贅沢貧乏『わかろうとは おもっているけど』
男女の性差をテーマにした新作です。チケット発売中。
作?演出
山田由梨(現代心理学部卒業)
横浜公演日程
2月13日(水)~17日(日)
会場 BUKATSUDO HALL(神奈川県横浜市)
東京公演日程
2月27日(水)~3月3日(日)
会場 VACANT(東京都渋谷区)
? book ?『世界で最も美しい12の写本 ─『ケルズの書』から『カルミナ?ブラーナ』まで』『ハイブリッド?エスノグラフィー ─NC(ネットワークコミュニケーション) 研究の質的方法と実践』
写本の第一人者である著者が選んだ究極の12冊を美麗な図版と共に解説。
ウルフソン歴史賞、ダフ?クーパー賞ダブル受賞した本作を加藤磨珠枝教授らが翻訳。
著者 クリストファー?デ?ハーメル
訳 加藤磨珠枝(文学部教授)/松田和也
出版社 青土社
発行 2018年9月
価格 6,900円(税別) ※
(右)『ハイブリッド?エスノグラフィー─NC(ネットワークコミュニケーション)研究の質的方法と実践』
ニュースサイトのビッグデータ、場所や時間を共有しないオンライン交流のログなど、“現代” を分析するには方法論的革新が不可欠である。定性?定量の両面から、多時的?多所的なデータを分析した、複合的エスノグラフィーの集大成。
著者 木村忠正(社会学部教授)
出版社 新曜社
発行 2018年11月
価格 3,200円(税別) ※
(左)『世界で最も美しい12の写本─『ケルズの書』から『カルミナ?ブラーナ』まで』(右)『ハイブリッド?エスノグラフィー─NC(ネットワークコミュニケーション)研究の質的方法と実践』
? book ?『猫がいなけりゃ 息もできない』
出版社 ホーム社
発行 2018年10月
価格 1,400円(税別) ※
? book ?『週末海外 ─頑張る自分に、ご褒美旅を』
出版社 ワニブックス
発行 2018年11月
価格 1,300円(税別) ※
? book ?『愛読の方法』
出版社 筑摩書房
発行 2018年10月
価格 760円(税別) ※
? book ?『移民政策と多文化コミュニティへの道のり ─APFSの外国人住民支援活動の軌跡』
出版社 現代人文社
発行 2018年9月
価格 2,900円(税別) ※
※bookの情報は、日外アソシエーツbookplusを参照。
※本記事は季刊「立教」247号(2019年1月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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